• TEL: 03-6907-1433
  • 池袋の絵画教室【絵画教室 Kitaike Art School.】
Pocket

保谷スーパーリアリズムクラス日誌Vol.3
肖像画を描くなら芸術家になるな

こんにちは。Kitaike Art School スーパーリアリズムクラス講師の保谷です。

もうすぐゴールデンウィークですね!皆様は連休の予定は立てられましたでしょうか?

春になり、生徒様も増えてきました。皆さんそれぞれが楽しみながら自由な題材を描いていただき、一歩一歩上達しています。

さて、今回の講師Blogは「画家とは??」というテーマで書きました。これまでの経験を基にこのテーマについて解説したいと思います。

画家とは?

「画家を目指していますが、画家の定義がよくわかりません。何をすれば画家になれますか?」という質問を頂くことがあります。

「画家」とは一般的に絵を描いて生計を立てている人のことを指しますが、広い意味で捉えると非常に曖昧です。

まず、画家とは大きく分けて二つの意味があります。

一つ目は自分の描いた絵を売って一定以上の収入がある人、もしくは生計を立てている人

二つ目は絵を描くことに喜びを感じ、継続的に絵を描いている人

収入で見るか生き様で見るかの違いでしょうか。私はどちらも画家であると思います。

絵が売れて収入があれば画家、と捉えてしまうと生前ほぼ絵を売っていないゴッホは画家ではなかったことになりますし、そもそも絵画は売れる時期、売れない時期があり、「今年は良く売れたから今年は画家!」というのもおかしな話です。

逆に、絵を描くのが大好きでずっと描いている人は全て画家、というのはどうでしょうか。これだとある程度絵を描いている人は全員画家になってしまいます。

このように画家と言っても意味は曖昧で、その解釈は人によって異なります。

画家を目指すのであれば、まず初めにどういう画家になりたいのかをじっくり考え、理想に近づくには何をすれば良いかを明確にしましょう。

「絵で生活する」ということ

私自身、絵だけで生計を立てることはまだできていません。

私が絵を描き始めたのは社会人になってからで、そもそも始めた当時は絵を売ろうとは全く考えていませんでした。

絵を描くのは楽しい、だけどそれだけでお金が貰えるほど甘くない。

絵は趣味だから今の仕事を頑張ろう。そう考えながら何年もの月日が流れました。

私に転機が訪れたのは、現在も油絵を教わっている先生との出会いでした。

油絵で肖像画を描き、生計を立てている。肖像画という絵画を描いたことがない私にとっては衝撃的でした。

絵画というものは基本的にアートであり、ある程度の技術があれば、あとは感性が全てだと思っていたからです。

依頼を受け、お客様の希望に合わせた肖像画を仕上げる。こういった形で生計を立てられることを証明している本物のプロに出会い、自分も肖像画家を目指してみたいと思いました。

先生から最初に学んだことは、

「肖像画を描くなら芸術家になるな」

ということでした。自分よがりな肖像画を描いてはいけないということですね。

感性はあるに越したことはないですが、肖像画の世界においてはいかにお客さんに喜んでもらえる絵が描けるかにかかっています。

お客さんの希望に合わせた絵を描く上で重要となるのは感性ではなく、知識と技術。

私はこの考えをベースに日々創作を行っていますし、教室で鉛筆画を教える際も感性よりも技術を伸ばせる授業を行っているつもりです。

芸術家として好きなように絵を描き、それが売れれば一番良いのかもしれませんが、それができるのはほんの僅かな人間だけです。

自分も含めてそれができない人間は技術に頼るしかなく、職人としての画家を目指すべきです。

画家に必要なもの

これまでお話した通り、画家とは人によって捉え方が異なりますし、活動内容も様々です。

しかし、どんな画家であろうとも最低限必要なことが2つあります。

まず、描き続けることができる精神力です。

当たり前ですが、画家は絵を描く人間です。絵を描く人は繊細な心を持っている方が多い傾向がありますが、画家として活動するなら何が起ころうと描き続けられる強さが必要です。

どんな理由であろうと描かなくなった時点で画家ではなくなります。

もう一つが、画家であることを自覚することです。

画家になるのであれば、画家を名乗ることが第一歩になります。

自分のやっていることに胸を張り、自信がない、何となく恥ずかしい、そういう気持ちは乗り越えなければなりません。

画家に明確な定義がないのであれば、名乗って損することはありません。周囲の目が気になって名乗れないというような気持ちならば、画家として継続するのは難しいでしょう。

他にも画家として必要なことはあるとは思いますが、少なくともこれらは現在活躍している画家達は必ず持っています。

一言に画家を目指すと言っても、何を描いてどういう活動をしたいのかによってやるべきことは変わります。

将来のビジョンを見据えて行動し続けることが成功へと繋がるのではないでしょう。

手ぶらで参加OK!
まずは無料体験レッスン♪

画材は一式ご用意いたします!

 

鉛筆や紙をはじめ、鉛筆画を描く為の道具は様々ございますが、初心者の方はどれを選べばいいか迷われるはずです。

当校ではそんな悩みを解決すべく、講師が選ぶおすすめの画材を一式ご用意し、支給いたします。

どのような内容で指導をおこなっているのかを無料体験にて詳しくご説明致します。鉛筆画を描く楽しさをきっと伝えられるかと存じます。

保谷スーパーリアリズムクラス 教室開校日
毎週月曜日・火曜日・水曜日・木曜日・金曜日
午前10:00 ~ 午後14:30
午後19:00~ 22:00

毎週土曜日・日曜日
午前10:00~午後22:00

※120分以上の授業となり当クラスは中学生以上を対象としていますが、集中力に自信がある子やとことん鉛筆画が好きな小学生の方であれば受講可能です。

予約制となります。ご興味のあるかたは以下申込フォームかお電話にてご連絡ください。

↓↓【申込フォームはコチラ】↓↓

スーパーリアリズムについて
詳細解説した記事はこちら↓↓

スーパーリアリズムとは!?デッサンとの違いとは!?詳細に解説したコラムになります。こちらもご一読頂けますと幸いです。

スーパーリアリズムとは

写実画クラス
リーフレットはこちら

【北池袋駅から】
KitaikeArtSchool

お問い合わせ

kitaike-Art-School
〒170-0012 東京都豊島区上池袋4丁目22-8
ゴールデンハイツ上池1F
(東武東上線北池袋駅徒歩4分)

TEL:03-5972-4535 FAX:03-6735-7783
【E-mail】:info@kitaike-gallery.com
【URL】
Gallery
http://kitaike-gallery.com
KitaikeArtSchool
https://kitaike-artschool.com/
【instagram】
https://www.instagram.com/kitaikeartschool/
【twitter】
https://twitter.com/info_protfolio


コメント一覧

返信

保谷スーパーリアリズムクラス日誌Vol.4 | Kitaike Art School.1/

[…] 過去記事»:肖像画を描くなら芸術家になるな […]

返信

保谷スーパーリアリズムクラス日誌Vol.5 「良い絵」とは。 | Kitaike Art School.1/

[…] 過去記事»:肖像画を描くなら芸術家になるな […]

保谷スーパーリアリズムクラス日誌Vol.4 | Kitaike Art School. へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です