こんにちは!講師の保谷です。新クラス「保谷スーパーリアリズムクラス」を開校するにあたり、「スーパーリアリズム」というジャンルについて解説致します。
随時無料体験レッスンも開校しております。スーパーリアリズム、当クラスにご興味を持って頂けますと幸いです。
写真を用いて対象を克明に描写する美術の潮流をスーパーリアリズムと呼びます。極限の細密さで描かれた絵はまるで写真かと見間違える程です。
スーパーリアリズムは写真を絵画に落とし込む技術によって描かれおり、完成度の高い作品には一定の価値があります。
しかしスーパーリアリズムの真の目的はその技術を用いて「写実的な何か」を表現をしようとすることです。
「これは写真?」といった絵は練習を重ねることで比較的誰でも描けるようになりますが、写真そっくりに描ける技術を用いて何を表現するかは三者三様です。
スーパーリアリズムを一つの表現技法と捉えることにより、新たな絵画への可能性を見出せるはずです。
鉛筆によるスーパーリアリズム(以下鉛筆画)はデッサンと混同されがちですが、異なるものです。
デッサンとは美術全般における基礎トレーニングです。スポーツでいうところの筋トレであり、試合に勝つという明確な目的の為に基礎体力作りをします。
それに対して、鉛筆画とは筋トレそのものを徹底的に追求し、その価値を見出すことを目的とします。
デッサンは「素描」ともいい、モチーフを捉える為に物体の形体、明暗などを平面に描画する、いわゆる下書きの要素が強い制作技法です。
鉛筆画は鉛筆で描いた絵そのものを作品として捉えます。鉛筆で描写した全ての線、全ての点が作品としての完成度に直結します。
その為、デッサンと鉛筆画は制作工程が大きく異なる上、描かれた作品にも大きな差があります。
ここ数年で鉛筆で絵を描くことは一般的な趣味として浸透しつつあります。
ほとんど絵を描いたことがない多くの方が鉛筆を手に取り描きたい絵を描いている、これは大変素晴らしいことです。
鉛筆画を描いている方の大半は写実的な絵、つまりスーパーリアリズムを意識しています。
モノクロ写真と見間違うほどの細密さ、写真では表現できない暖かさを併せ持つ鉛筆画は水彩や油絵とは違った魅力があります。
鉛筆画は気軽に始められるスーパーリアリズムであり、写実絵画への入門であると言えます。
「まるで写真!」と見間違えるほどの絵は極限の細密さで描かれており、観るものを圧倒します。
スーパーリアリズムは写真を絵画に落とし込む技術によって描かれおり、完成度の高い作品は極めて「写真的」です。
写真と絵画は古くから密接な関係にあり、両者の役割や芸術性は時代によって変わってきました。まだカメラがなかった時代、映像を形として残すには「絵で描く」以外手段がありませんでした。
カメラの登場により、映像の記録という役割を終えた絵画は芸術として現在まで続くことになりますが、絵画の中でも「写実絵画」というジャンルが根強く残っているのは「存在するもの」を人の手で描くことに意味があり、写真にはない魅力があるからなのでしょう。
カメラの技術は近年めまぐるしい成長を遂げました。20年程前はフィルムが主流であったカメラは全てデジタルになり、更にはスマートフォンの普及により写真の在り方は大きく変わりました。
今後、写真がベースとなるスーパーリアリズムもこれに併せて変化していくのかもしれません。
主に写真を利用して忠実に映像を再現するスーパーリアリズムですが、カメラの特性を絵画に取り入れる試みはスーパーリアリズム登場よりも過去から存在します。
かの有名な画家、フェルメールはカメラの原点である「カメラ・オブスクラ」を利用し、投射される映像から写実絵画を作成したとされています。
スーパーリアリズムは写真のようにリアルな絵画です。それ故に「それなら写真でいいんじゃないの?」という感想を持つ方もいらっしゃいます。
しかし、スーパーリアリズムの真の目的とは写真そのものをコピーすることではありません。私の考えるスーパーリアリズムとはその技術を用いて「別の何か」を表現をしようとすることです。
「まるで写真!」といった絵は練習を重ねることで比較的誰でも描けるようになりますが、写真そっくりに描ける技術を用いて、何を表現するかは三者三様です。
その新しい表現を模索することこそが、スーパーリアリズムというジャンルの存在理由ではないでしょうか。
スーパーリアリズムを一つの表現技法と捉えることにより、新たな絵画への可能性を見出せるはずです。
保谷スーパーリアリズムクラスでは鉛筆を使用した本格的なスーパーリアリズムを基礎から学ぶことができます。
一般的なデッサン教室とは異なり、リアルさをとことん追求する独自の授業です。
鉛筆や紙をはじめ、鉛筆画を描く為の道具は様々ございますが、初心者の方はどれを選べばいいか迷われるはずです。
当校ではそんな悩みを解決すべく、講師が選ぶおすすめの画材を一式ご用意しております。
どのような内容で指導をおこなっているのかを無料体験にて詳しくご説明致します。鉛筆画を描く楽しさをきっと伝えられるかと存じます。
保谷スーパーリアリズムクラス 教室開校日
毎週月曜日・火曜日・水曜日・木曜日・金曜日
午前10:00 ~ 午後14:30
毎週土曜日、日曜日
午前10:00~午後21:00
※120分以上の授業となり当クラスは中学生以上を対象としていますが、集中力に自信がある子やとことん鉛筆画が好きな小学生の方であれば受講可能です。
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